施設で流れる音楽の変化

高齢者施設やデイサービスなどで音楽を流す場面はよくあります。今のところ、古賀政男さん、美空ひばりさん、石原裕次郎さんなど、昭和の歌謡曲が多く選ばれているのではないでしょうか。懐かしさや思い出と共に、利用者の方々に親しみのある楽曲が流れることで、心の安らぎを提供しています。

しかし、時代と共に音楽の好みも変わっていくものです。私たちが施設を利用する年齢になる頃、どんな音楽が流れるのか想像してみると、少し面白いですね。おそらく、歌謡曲だけではなく、ポップスやロック、さらにはヒップホップまで、今とは全く違うジャンルが主流になる可能性があります。

例えば、今の若い世代が年を重ねると、音楽の趣味も多様化し、施設で流れる曲の選択肢が広がるでしょう。ある利用者がビートルズやクイーンをリクエストする一方で、他の利用者がポップソングやエレクトロニカを楽しむかもしれません。もしかすると、カラオケでロックバンドやヒップホップの曲を歌う場面も増えるのではないでしょうか。

それでも、私自身が好きなヘビーメタルが施設で流れる日が来るかは…少々疑問です。あまりリラックスできる音楽ではないかもしれませんが、もしそんな場面があったら笑ってしまうかもしれません。世代交代と共に、音楽の趣味も一緒に変わっていくのだと思います。

音楽は世代や時代を超えて、多くの人の心に寄り添うものです。施設でも、利用者の皆さんにとって大切な思い出や感情に触れる音楽が、これからも流れていくことでしょう。音楽の多様性が広がる未来、私たちがどんな曲に癒されるのか、楽しみですね。